日本の食卓からもやしが消える?
2008年4月5日 時事ニュース中国製冷凍ギョーザ中毒事件以降、もやしの「種」になる緑豆の入荷が激減している。
3月末には中国からの輸入がゼロになったメーカーも現れた。
日本で使われる緑豆は90%が中国産。
このままでは、日本の食卓からもやしが消える?
もやしメーカーの老舗、上原園の早乙女勇社長は取材に対し、窮状をこう語った。
「3月下旬に到着予定だった中国からの緑豆の入荷が止まった。残留農薬の検査が立て込んでいるのか、輸出規制がかかっているのかはわからない。 現地から『暫く輸出は難しいのでは』という連絡が入っている。輸出検査機関に船積み許可をもらおうとしても、受け付けてもらえないというんだ」
上原園は中国吉林省にオーガニック農場を直営し緑豆を生産している。
大連には1年分の緑豆をストックしているという。
もやしの生産にこの緑豆を使っているが、入荷がストップしているのだ。
130のもやしメーカーで構成している「もやし普及委員会」(全萌連東部運営委員会)は、「緑豆の入荷が滞ってきたのは08年2月中旬頃から。輸出規制があったかどうかは聞いていないが、この状況が続くと困ったことになる」と打ち明けた。
日本農業新聞も08年4月3日付けの紙面で「庶民の味方、もやしがピンチ」と、この問題を報じている。中国産緑豆の輸入価格がここ数年高騰しているほか、入荷もされないとなれば、メーカーはピンチ。「体力」も消耗し、「赤字が増えないうちに廃業する方がいい、という声も上がっている」というメーカーのコメントを掲載している。廃業が増えれば「将来、全国的に供給不足の恐れもある」と推測している。
ただし、緑豆の入荷がストップしても、すぐにもやしが不足する、というわけではないらしい。
国内に緑豆の備蓄があるからだ。上原園の早乙女社長は、「07年末、直感的に雲行きが怪しいと感じ、国内に3か月分の緑豆をストックしました。ストック分を使って入荷を待っている状態です」と明かす。(抜粋)
http://www.j-cast.com/2008/04/04018655.html
・・・値上げか?
もやしも値上がりするのか?
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